冬の朝、なんとなく胸のあたりが重く感じられて目をさますと、ネコがちゃっかりとのっていた、なんてことがよくあります。
飼い主にすっかり心を許しているネコは、できるだけ飼い主の側にいたがります。飼い主の側がいちばん安全ですし、エサにもちゃんとありつけることをよく知っているのです。
ネコにとって、もっとも快適な温度は20度前後といわれています。そのため、冬の夜など、最初は飼い主と一緒にふとんに入り、ぬくぬくとした温かさと、飼い主の側という安心感に浸りきります。
しかし、そのうち、ふとんの中が温まりすぎるとこっそりと布団から抜けだします。
また、飼い主の寝相が悪くて、ネコが安眠できない場合もあります。
ふとんから抜けだしたものの、飼い主の側からはなれたくない、エサももらいたい、というわけで、抜けだしたあとも飼い主の側で寝つづけることが多いのですが、このとき飼い主の脇や枕元で寝るネコと、飼い主の胸の上で寝るタイプがあるようです。
心理分析をすると、枕元で寝るネコは飼い主が一番という甘えん坊タイプ、胸の上に寝るのは飼い主を見下ろすのが好きというボスタイプ、と言えるのでは・・・。
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