睡眠中のネコをよく観察していると、足やしっぽの先を動かしたり、ヒゲをピクピクさせたり、いろいろなところを動かしています。そして、ムニャムニャとうわごとのような声を立てたりしています。

人の睡眠にはレム睡眠とノンレム睡眠の2種類があり、これをくり返していることが知られています。レム睡眠中は、体は寝ていても脳は起きている、ノンレム睡眠中は体も脳も眠っている状態です。

したがってレム睡眠中は眠りが浅く、ちょっとした物音などでも目覚めてしまいます。

動物も同じように、この2つのタイプの睡眠をくり返して寝ています。

ネコがムニャムニャいったり、大きな声で鳴いたりするのはレム睡眠中に夢を見たからだと考えられています。

ネコも夢を見るようです。ちょっとした物音にも耳がピクッと動くことがあります。また、呼んだり、触ったりしてもほとんど反応せず、ぐっすり寝ているときはノンレム睡眠中なのでしょう。

ちなみにネコのレム睡眠とノンレム睡眠は、ノンレム睡眠が30分〜1時間、レム睡眠が5〜6分ほどをくり返しているのではないかと言われています。