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飼いネコはよく、出窓や外が見えるところに、ちょこんと座って、じっと外を見つめていることがあります。
こうした飼いネコを見ていると「本当は外に出たいんだな」と同情してかわいそうになってしまいます。
ところがコネのときから家の中だけをテリトリーだと思い込んでいるネコたちは、外の世界に憧れたり、外に出たいと思ったりすることはまずありません。
窓の外を見ている第一の目的は、自分の縄張りの監視です。ネコは縄張りをつくって生きている動物なので、窓の外をじっと見守り、自分のテリトリーに侵入者がやってこないかどうか見守っているわけです。
また、その他には、好奇心を満たすことでしょうか。外の世界には、興味を引くものがたくさんあります。
風にそよぐ木の葉、飛んでくる小鳥や虫など、チラチラ動くものが多い外界はいつまで見ても飽きることがないのでしょう。 |