新聞や雑誌を広げると、遠くにいたのにわざわざ近寄ってきて、真ん中にでんと居座ることがよくあります。
これは、新聞や雑誌を広げる時のガサゴソとした音をキャッチするやいなや、ネコは飼い主が発した「一緒に遊ぼうよ」というサインだと思い込むようです。
そこで「ご要望なら、一緒に遊んであげてもいいよ」とわざわざやってきてくれるわけです。
ですから、いくら追い払っても、すぐまた新聞の上にドカッと、ネコにしてみれば、今日の遊びは「新聞のり移りごっこ」だと思い込んでいて、追い払われても、追い払われてもめげずに戻ってくる遊びを、飼い主とともに楽しんでいるつもりなのです。
こういう時は、しばらく遊んであげるしかない、と覚悟しましょう。無理やり追い払えば、ネコは「なんだよ、自分のほうから誘っておいて」と飼い主に不信感を抱きかねません。
しばらくといっても、ネコはかなり飽きっぽいので、せいぜい4〜5分も遊べば十分です。すぐに「もう飽きた」と自分から立ち去っていくはずです。
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