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子宮頚がん

子宮頚がんとは
 
 子宮頚がんとは、女性の子宮頸部にできるがんのことです。ヒトパピローマウイルス(HPV)によって起こります。おもに性行為を通じて感染しますが、普通の性行為感染症とは異なります。

 皮膚の接触によるものも含めて、全女性の80%は知らない間にかかっています。子宮頚がんにかかる女性は毎年約15000人で、そのうちで毎年約3500人が死亡する、大変重大な病気です。性行為の低年齢化に伴って患者の数は急増しています。
 

子宮頚がんの症状
 
 生理のとき以外の出血や性行為による出血、おりものの増加などが見られることがあります。また、進行した場合には、足腰の痛みや血の混じった尿が見られることもあります。

 子宮頸がんは、早期に発見されれば、治療により比較的治癒しやすいがんとされています。ただし、他のがんと同様、少しずつ進行していくものですから、発見される時期が遅くなると治療が難しくなります。
 

予防接種について
 
 子宮頚がんワクチンの接種により約70%の子宮頚がんを予防できるとされていますが、このワクチンで防げないタイプのウイルスもあります。

 子宮頸がんワクチンは「サーバリックス」と「ガーダシル」の2種類のワクチンが販売されているのでどちらかのワクチンを選択します。
 

予防接種の時期と回数
 
中学1年に接種します。

サーバリックス:1回目の接種を行った1か月後に2回目を、6か月後に3回目の計3回

ガーダシル:1回目の接種を行った2か月後に2回目を、6か月後に3回目の計3回