HOME

結核

結核とは
 
 結核菌が肺や脳をつつむ髄膜などについて、炎症を起こす病気です。せきやくしゃみをしたときに飛び散った結核菌を吸い込むと感染します。

 日本では年間約25000人がこの病気を発病しています。その中で、子どもの発病は年間約100名程度です。昔は、結核は日本人の死因の第1位でしたが、現在は治療薬を飲むことで多くは治ります。
 

結核の症状
 
 初めはかぜの症状と似ています。大人の場合はせきやタンがでます。小さな子どもでは、微熱だけが続いたり、熱が出ないで急に手足が麻痺したり、元気がなくなったりします。

 特に3〜4歳以下の場合は重症の肺結核になったり、髄膜炎になると死亡したり、重い脳障害の危険性が高くなります。 
 

予防接種について
 
 スタンプ式のBCGワクチンでかなり予防できます。BCGワクチンは定期接種ですが、生後6ヶ月以後は任意接種の扱いとなります。

 まず、ビブ、小児用肺炎球菌と四種混合(DPT-IPV)ワクチンを2回以上受け、その後BCGワクチンを接種します。特に百日できが流行しているときには、この順序での接種をおすすめします。
 

予防接種の時期と回数
 
 生後5ヶ月までに1回受けましょう。生後6ヶ月未満に受けないと以後は任意接種になります。