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麻しん(はしか)・風しん(MR)

 
麻しん(はしか)とは
 
 麻しんは麻しんウイルスが原因で起こります。麻しんウイルスは感染力が大変強く、肺炎などの合併症を起こすと、命にかかわる病気です。麻しんは生後6ヶ月ぐらいからかかります。
 

麻しん(はしか)の症状
 
 感染して約10日間の潜伏期後に、熱、鼻水、せき、目やになどかぜと似た症状がでます。発熱3〜4日目から、からだに赤い発疹がでて、口の中に白いぶつぶつが出ます。

 高熱は7〜10日間くらい続きます。熱が下がっても3日たつまでは登園、登校ができません。麻しんは、年齢にかかわらず重症になることがあります。
 

風しんとは
 
 風しんウイルスによって急性の発熱と発疹を起こす病気です。かかる年齢は生後12ヶ月くらいからです。ほとんどは軽症ですが、重症になる人もいます。

 風しんは麻しん(はしか)ほどではありませんが、伝染力が強く、症状の出ない人でも他の人にうつす可能性があります。
 

風しんの症状
 
 2〜3週間の潜伏期のあとに熱が出て、首のリンパ節がはれて、からだに赤い発しんが出てきます。発熱は、ふつう3〜4日間です。
 

予防接種について
 
 麻しんワクチンは定期接種です。麻しんはワクチン接種で予防できます。ワクチンを受けると、たとえかかっても軽くてすみます。麻しんワクチンには、麻しん単独ワクチンと麻しん風しんワクチン(MR)がありますが、通常はMRワクチンを接種します。

 通常はMRワクチンを1歳と小学校入学の前年(幼稚園の年長)の4月〜6月に受けます。もしこの時期に受けられなかった場合は自費になりますので、できるだけ早く2回目を受けることが必要です。

 風しんが流行しているときは、任意接種でワクチンを受けられます。この場合は風しん単独ワクチンでかまいません。


 大人なってからでも麻しんにはかかりますので、1回しか予防接種をしていなかったり、抗体がなくなっている場合は、保護者も接種します。
 

予防接種の時期と回数
 
1歳時に1回。小学校入学前に1回