HOME

B型肝炎

B型肝炎とは
 
 B型肝炎ウイルスによる感染症です。このウイルスは、からだに入ると肝炎を起こし、長く肝臓にすみついて、肝硬変や肝臓がんを起こします。

 非常に感染力の強いウイルスで、感染は、B型肝炎をもったお母さんから分娩の時に子どもにうつったり、父親、家族や友人、ウイルスに感染された血液の輸血や性行為などで感染することがあります。
 

B型肝炎の症状
 
 肝炎になると疲れやすくなって、黄疸(おうだん)がでます。日本のB型肝炎ウイルスは子どもの頃にかからない限り慢性化しにくいとされています。

 B型肝炎が慢性化すると、自覚症状がないままに肝臓の細胞が大幅に減って働きが悪くなったり(肝硬変)、肝臓がんが起こります。
 

予防接種について
 
 B型肝炎ワクチンを接種します。B型肝炎を予防するということは肝臓がんを予防することになります。

 B型肝炎は母子感染や水平感染(父親、家族、友達など)だけでなく、知らない間にかかることも多いので、WHO(世界保険機構)では、世界中の子どもたちに、生まれたらすぐに国の定期接種として接種するように指示しています。日本では、任意接種のワクチンです。
 

予防接種の時期と回数
 
生後1〜3ヶ月から4週間隔で2回。そして初回から20〜24週後に1回の計3回

母親がB型肝炎のキャリアー(ウイルスを体内に保有している人)の場合は、母子感染予防として健康保険で接種できます。陰性の場合は通常の任意接種で自費です。