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アレルギー基礎知識

 アレルギー症状と治療

アレルギー症状とは

 人の体は侵入しようとするウイルスや細菌など(抗原)を防ぐために、撃退する物質(抗体)を体内につくって自らを守るシステムをもっています。この防御機構を「免疫」と呼んでいます。

 たとえば、ウィルスや細菌(抗原)がからだに侵入してくる(感染する)とこれらの物に対して、それぞれ独特の抗体をつくり、免疫反応を起こすことにより、ウイルスや細菌の増殖が抑えられて病気が治るのです。

 しかし、体を守ってくれるこのシステムが、体にとって不都合な結果を引き起こしてしまうことがあります。この、からだにとって不利益になる免疫反応をアレルギー反応と呼んでいます。アレルギー反応は、体に悪影響を及ぼさないものや繁殖力が強くないものに対して排除しようと反応を起こし、その結果さまざまな不快な症状を引き起こします。

 アレルギーがもとでおこる病気は、アレルギー性疾患とし呼ばれますが、アトピー性皮膚炎、気管支ぜんそく、アレルギー性鼻炎、じんましん、花粉症、じんましん(蕁麻疹)など様々な病気があります。

 アレルギー疾患を持つ人は、最近の調査では15年前と比べて3倍も増えています。特に子どもにはアレルギーの症状を持っていないほうが少ないと思えるほど、アレルギー疾患が増加しています。厚生省の調査でも前年齢を通して3割以上、乳幼児では4割以上がアレルギー症状をもっているという結果がでています。また成人してから発症するケースも見られます。アレルギー体質は、劣性遺伝をするので注意が必要です。