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アレルギー基礎知識

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小麦・米のアレルギー

 パンの材料となる小麦は消費量の約90%を輸入に頼っている食物ですが、その中には有機リン酸系の農薬の残留も少なからずあり、こうしたことが小麦アレルギーを増やしている一因とも考えられます。穀類のアレルギーの重症の人の中には、米に反応する人もいます。

 小麦アレルギーの場合、下記の第三制限食品まで食べられませんが、検査値や症状によって制限の内容も変わりますので医師の指示を受けて除去をすすめます。また、米アレルギーと診断された場合は主食を「あわ、ひえ、きび」などの雑穀、さごやしのでんぷんなどで代替します。

 雑穀類は、白米に比べ栄養価が高いので、十分な葉菜類と適量の白身魚を食べていれば、栄養価には問題ないのですが、長期に雑穀を食べると雑穀アレルギーが出てくることもあります。

 ですので、症状が毎日の生活にあまり差し支えのない程度のところで折り合いをつけ、抗アレルギー剤を服用しながら米と雑穀を混ぜて炊いたり、少しづつよくかんで食べたりするようにして様子を見ます。

【第一制限食品】
小麦を原料にしたパン、麺類(うどん、スパゲッティ、そうめん、マカロニなど)、小麦を原料にしたケーキ、菓子、小麦粉、小麦粉を使った料理

【第二制限食品】
市販のみそ、しょう油、みりん、麦茶、麩、ビール、ウイスキーなど小麦を原料にしたアルコール類

【第三制限食品】
大麦、ライ麦などの小麦以外の麦、およびその製品、はと麦

【米、米製品の除去食品】
もち、米、米麺、白玉粉、上新粉、だんご粉、米みそ、米しょう油