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アレルギー基礎知識

   アレルギー症状と治療

アレルギーコップ

 アレルギー反応が起こったといって、すぐ湿疹や喘息のような症状が起こるわけではありません。それはダニのアレルギーによって発作の起こる喘息児が、毎日家のほこりの中のダニを吸っていても毎日発作は起きないように、卵アレルギーの人が、卵を食べても蕁麻疹をおこしたりしなかったりすることからもわかります。

 アレルギー反応がおきて、それが症状として現れるためには、次の2つの条件が必要です。1つには、症状を起こすだけの強い反応であること、2つ目は症状を起こすからだの器官(皮膚や器官支)が炎症を起こしやすくなっていることです。

 このことは、コップに水が注がれ、水かさが増すと最終的には水がこぼれる、ということにたとえればよく理解できます。つまり、水がこぼれることを喘息発作や湿疹などの症状と考え、そそがれる水をアレルギー反応や、症状を起こすそのほかの原因と考えると、アレルギー反応の水だけでは水はこぼれないが、ほかの要因の水を注ぐことによって水がこぼれる、症状が出てくることになるわけです。