アトピー性皮膚炎の原因と治療
アトピー性皮膚炎の原因は皮膚の乾燥やバリア機能の低下、食物に対する皮膚のアレルギー反応です。しかし、最近では家屋内のチリダニやカビに対するアレルギーも重要な原因となることがわかってきました。
さらに空気中のほかのアレルゲン、たとえばスギ花粉、ネコ毛、イネやムギなどの穀類との接触や、汗、衣類や繊維、着るものにつく洗剤、乾燥した冷たい空気、日光、塩素やホルマリンなどの科学物質の皮膚に対する刺激によっても、アトピー性皮膚炎がひどくなることがあります。
また、皮膚のぶどう球菌が増えると、アレルギーを起こしたり感染したりして湿疹をひどくすることが知られています。つまりアトピー性皮膚炎は、食物アレルギーを主な原因として、ダニやカビなどのアレルギーや、皮膚に対するさまざまな悪い刺激物質によって発症し。形づくられるのです。
ですので、アトピー性皮膚炎を治すためには、食物やダニによるアレルギーの対策と同時に、皮膚に対する刺激物をできるだけ避けておく必要があります。そして常に皮膚の清潔に気を配るようにすることが大切です。たとえば、プールの水は高濃度の塩素で消毒されているために、症状のひどいときはプールでの水泳は避けたほうが賢明です。
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