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アレルギー症状と治療

   アレルギー症状と治療

アレルギー性鼻炎

 アレルギー性鼻炎とは、風邪を引いていないのに、くしゃみ、鼻水、鼻づまりを起こす鼻の病気のことをいいます。症状を起こす主な原因は、ホコリ、ダニ、ハウスダスト、花粉などの吸入性アレルゲンの吸入により起こります。この吸入性アレルゲンを鼻から吸い込むと、体はそれを排除しようとする防御体制ができてきます。最初はそれらを吸入しても無症状のことが多いのですが、吸入するたびにだんだんと体内の抗体が多くなり、その抗体があるレベルを超えたときに発症します。

 アレルギー性鼻炎の症状はこのほかに、目や、のどのかゆみ、頭重感、イライラなどの症状などが挙げられます。人によりくしゃみが特にひどい場合、鼻水や鼻づまりが特にひどい場合など様々ですが、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、の3つの症状が揃えば、アレルギー性鼻炎と言って間違いないでしょう。

 アレルギー性鼻炎の治療は、まずは予防的な面です。生活環境、生活習慣の改善をし、アレルゲンとの接触を避けることが基本になります。ダニが発生しやすい環境をつくらない、花粉の飛ぶ季節は窓を開けない、外出は極力控える、洗濯物を取り込む時はしっかり花粉を落としてから等々。一般的には日常生活で様々な工夫をすることになります。それでもつらい症状が出ている場合には「治療」を考えることになります。

 このほか、アレルギー性鼻炎の治療には、保存的治療法と手術的治療法がありますが、どのような薬にしても手術でもアレルギー性鼻炎や花粉症を元から治すことは出来ません。くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどの辛いアレルギー症状を一時的になくす、あるいは出来るだけ軽くすることによって、普通の日常生活を取り戻すこと、つまり生活の質を向上させることが治療の目的になります。