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アレルギー症状の治療法

   アレルギー症状と治療

抗真菌剤療法

 真菌(カビ)は、ダニと同様に家の中の空気中に浮かんでいます。皮膚につくとアトピー性皮膚炎を起こさせ悪化させます。真菌の中でもカンジダ菌が代表的ですが、腸管などからだの中にいつも住んでいます。腸管内のカンジダ菌が増えすぎると食物アレルギーと同じ症状がでることがわかっています。これは腸内のカンジダ菌が増えると、からだの免疫が変化したり腸管の壁が炎症をおこしたりすることと、腸内の細菌層が乱れることで食物アレルギーがおこりやすくなるためと考えられます。

 抗真菌剤療法では、ある一定期間、カンジタに効果的な薬(抗真菌剤)を服用することによって湿疹の改善をはかろうという治療です。この治療を実施する場合は、カンジタ増殖因子である食物(砂糖、果物、アルコール、みりん)も制限します。なお、ニンニクはカンジタ増殖を抑制するために積極的に摂取します。