ぜんそくの薬

ぜんそくの症状・原因・治療

小児ぜんそくの薬

 かぜなどは短期間の治療ですから、薬も治るまでの服用になりますが、小児ぜんそくの場合は、長い間の治療が必要になります。小児ぜんそくの場合は薬物治療が中心となりますので、お母さん方は薬に対する正しい知識を持つことが重要となってきます。

 小児科で「しばらく薬を続けるように」と薬をもらうとその量の多さにびっくりする人が多いようです。こんなに必要なのでしょうか…。そのくらい薬が処方されます。まず、薬の種類ですが2、3種類はざらで、中には5、6種類の薬を一度に処方される人もいます。これは小児科以外のほかの分野の病気にはあまりないことです。ただ、これは数の上だけのことです。どんな薬も一定以上の量を使えば副作用が出てきます。

 ところが、ぜんそくの薬にはいろいろなものがあり、1種類の薬だけに限定する必要がないのです。副作用が心配なら、そのクスリはほどほどにして、ほかの薬を併用する方法をとればいいのです。また、錠剤が飲めない子どもの場合は粉ぐすりやシロップを使います。しかし、クスリの量だけみると、お母さん方に心理的な負担を与えているといえそうです。