ぜんそく(喘息)について

ぜんそくの症状・原因・治療

ぜんそくの重症度

 ぜんそくは、一般的に「大発作」、「中発作」、「小発作」に分けられます。「大発作」は呼吸困難がきわめて強く、眠ることもできないような状態をいいます。「中発作」は周りにも「ゼイゼイ、ヒューヒュー」という音ははっきり聞こえますが、ねむれないといほどではない状態です。「小発作」は「ゼイゼイ、ヒューヒュー」はあるが、呼吸困難はないという状態です。

 ぜんそくが重いのか、軽いのかは1回の発作ではわかりません。過去1年間のぜんそくの状態を振り返って、その間に大発作を起こしたことがある子でも、その頻度がごくたまであれば、中発作になります。逆に、大発作は起こさなくても、中発作が何度も起こるようであれば、その子は大発作(重症)であるといいます。つまり、ぜんそくの重さは、1回1回の発作の重さだけでなく、その頻度を考慮して診断されます。