HOME  

自閉症の子どもの特徴

 
いきなりパニックになることがある
 自閉症の子どもは、いきなり大声をあげたり、泣き出したり、かんしゃくをおこしたりすることがあります。泣き方や、騒ぎ方が激しく、大人が「やめなさい」と声をかけても、なかなかおさまりません。

 なぜ、突然パニックを起こしたのか、その原因がわからないことが多いので、自閉症の子どもは「かんしゃくもち」、「怒りっぽい」、「キレやすい」などと思われがちです。

 しかし、パニックになる原因は必ずあります。その理由がまわりにいる人には理解しにくいため、理由のない突然のパニックと見られてしまいます。

 パニックの原因の多くは、強い不安や緊張、興奮などです。ふつうの人でも不安や緊張が高まるとパニックになることがありますが、自閉症の子どもには感覚過敏や、変化への適応ができないため、それほど不安がる必要のない出来事や状況でも、強い不安が引き起こされます。

 そして、自閉症の子どもは、その不安や緊張を自分でコントロールする能力も低いため、パニックになりやすいと考えられます。
 



人とコミュニケーションを取ろうとしない  変化についていけない 
ことばの理解が遅い  「あいまいなこと」が理解できない 
音や光に敏感に反応する 味やにおいに対するこだわりがある 
同じ行動をくり返す  いきなりパニックになることがある 
相手の気持ちや立場を理解できない  特殊な能力を発揮する子どももいる