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自閉症の子どもの特徴

 
味やにおいに対するこだわりがある
同じものしか食べない
 偏食が激しい子どももいます。自閉症の子どもの偏食は「にんじんが嫌い」、「ピーマンが食べられない」というように、苦手な食べ物がある、という程度のものではありません。ゼリーしか食べず、しかも、ある決まったメーカーのものしか食べない、というような極端な偏食です。

 にんじんなどを嫌う子どもは、その野菜をどんなに細かく刻んで料理のなかに入れても、口のなかの感覚で、すぐに小さな断片に気づき、吐き出してしまうことがあります。

 こうした食べ物へのこだわり拒否がなぜおこるのか、その理由はわかっていません。しかし、ふつうの子どもが成長とともに偏食が次第に改善していくように、自閉症の子どもの多くが少しづつですが、食べられる食品のレパートリーが増えていきます。


嗅覚も敏感
 嗅覚が敏感で、なんでもにおいをかいでみないと気がすまない子どももいます。これは、始めて手にした物のにおいをかいで、自分にとって不快なものでないかどうかを確かめていると考えられます。

 自閉症の子どもの場合、嗅覚にも特有の偏りがあるために、ふつうの子どもにとってはよいにおいのものが、耐え難い悪臭に感じられることがあります。

 自閉症の子どもにしてみれば、においが気になってイライラしているのに、周囲はそのことに気づかず、そうした行動を異常な行動とみなしてしまいがちです。
 



人とコミュニケーションを取ろうとしない  変化についていけない 
ことばの理解が遅い  「あいまいなこと」が理解できない 
音や光に敏感に反応する 味やにおいに対するこだわりがある 
同じ行動をくり返す  いきなりパニックになることがある 
相手の気持ちや立場を理解できない  特殊な能力を発揮する子どももいる