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自閉症の子どもの特徴

 
相手の気持ちや立場を理解することができない
顔の表情が読めない
 ふつうの子どもは、赤ちゃんのときから、いつもそばで見守ってくれるおかあさんやおとうさんに愛着を抱き、その顔を見つめ、表情やしぐさに反応しながら成長していきます。その結果、親以外の人の表情や態度を見ても、相手の気持ちが読み取れるようになっていきます。

 しかし。自閉症の子どもの場合は、生まれつき人への関心や愛着がうすく、人の表情を読んだり、気持ちを察したりするトレーニングができていません。そのため大きくなっても、相手に対する配慮が十分にできません。

 人とのかかわりをもたないから人が理解できない。理解できないからかかわりたくなくなる、というサイクルが生まれるといえます。

 自閉症の子どもは他人とどう接したらいいかわからないため、こんなふるまいをしたら相手がどう思うだろう、ということがわかりません。つまり、自分以外の人がなにかを考えたり感じたりするということが理解できないのです。
 



人とコミュニケーションを取ろうとしない  変化についていけない 
ことばの理解が遅い  「あいまいなこと」が理解できない 
音や光に敏感に反応する 味やにおいに対するこだわりがある 
同じ行動をくり返す  いきなりパニックになることがある 
相手の気持ちや立場を理解できない  特殊な能力を発揮する子どももいる