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自閉症の子どもの特徴

 
同じ行動をくり返す
 ひとつの動作にこだわり、それを果てしなくくり返す「常同行動」も自閉症の特徴です。たとえば、両腕をひろげて、からだをコマのようにぐるぐる回転させて、それをいつまでも続けます。ふつうの子どもは10回も続ければ、目が回り飽きてしまいますが、自閉症の子どもは飽きません。

 ジャンプが好きな子どもは、一度ジャンプを始めると、いつまでもジャンプを続けやめようとしません。見ている周囲の人が「やめなさい」といっても、まったく聞く耳をもちません。

 また、上半身を前後にゆする、手をひらひらさせる、腕をぶらぶら振る、などの動作がみられることもあります。同じ場所を行ったり来たりしたり、同じドアや窓を開けたりしめたりすることもあります。こうした動作を何度もくり返すのが特徴です。

 こうした行動は、周囲から見ると奇異に映りますが、本人は自分が他人の目にどう映っているかなどはまったく気にしていません。
 



人とコミュニケーションを取ろうとしない  変化についていけない 
ことばの理解が遅い  「あいまいなこと」が理解できない 
音や光に敏感に反応する 味やにおいに対するこだわりがある 
同じ行動をくり返す  いきなりパニックになることがある 
相手の気持ちや立場を理解できない  特殊な能力を発揮する子どももいる