歯周病の予防と治療ついてわかりやすく説明しています。


歯周病のセルフケアと治療

歯周病の予防と治療

歯周病の治療

 歯周病で治療を受ける場合、すぐに歯を抜いたり手術をしたりするということはまずありません。基本的には、なるべく歯を保存する方向で治療をすることになっています。歯周病の治療では、歯科で行うメディカルケア、患者さん自身が行うセルフケア、この2つがうまく機能することが大切です。歯肉炎の段階では、歯垢や歯石を取り除き、炎症やはれを抑える治療をします。かみ合わせの異常がある場合は、その治療も平行して行われます。セルフケアとしては、毎日のブラッシングとデンタルクロス、歯間ブラシなどを使って歯肉炎の治療に努めます。

 歯周炎まで進むと、さらに歯周ポケット内の歯垢も取る必要があります。このように細菌に汚染された組織や歯根面の歯石を除去して、歯周ポケットの中を洗浄する治療をルートプレーニングといいます。先端に刃のついたキュレットという器具を使い、先端の刃で歯石を取ったり、セメント質を削ったりします。