歯周病の予防と治療ついてわかりやすく説明しています。


歯周病の原因

歯周病の予防と治療

歯周病の進み方

 歯と歯茎の間には歯周ポケットという溝があります。健康な場合で約1〜2mm程度の深さですが、ここは歯周病菌が好んで住みつく場所です。ここに歯周菌が住み着くと、歯肉がはれて歯周ポケットが深くなってきます。これが歯肉炎です。さらに進むと歯肉が下がってきて歯槽骨がやせてきます。さらには歯槽骨が歯をささえられなくなり歯が抜けます。これが歯周病です。

 歯周病の初期は、歯肉全体が赤くなり、歯磨きのときにいつも出血するようになります。朝起きたときの口臭だけでなく、口の中のネバネバ感が強くなります。歯が浮いたような感じがして、歯肉がムズムズすることも見られます。

 中期になると、腫れた歯肉から膿が出てきたり、歯肉は下がって歯が長くなったような感じがしたり、歯がグラグラしたりします。口臭も気になりだしますので、この段階になるとたいていの人が歯科を受診するようになります。しかし、それでもなお放置して重度の歯周炎になると、いつも歯肉からは膿が出て、ひどい口臭がして歯はグラグラ状態になります。やがて、歯を支えられなくなって歯が抜けやすくなります。