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片頭痛の原因・治療

 頭痛・片頭痛の原因・治療

片頭痛の薬は早めに飲む

片頭痛の発作が月1〜2回程度の人は発作頓挫薬を飲みます。発作頓挫薬には市販薬または医師の処方するエルゴタミン製剤、トリプタンの3種類があります。
 その際は、市販されてるものを含め鎮痛剤を飲むときは「早め」に飲むのがポイントです。痛くなってから飲んでも効果が期待できません。なんとなく頭が重く、生あくびが出て、これからくるな、というとき。また、軽い痛みが始まったとき。これが鎮痛剤を飲むベストなタイミングです。このときのめば、30分から1時間で薬が効き、痛みがおさまったり、やわらいだりします。いま飲めば効く、という自分のタイミングを知ること。それが、市販の鎮痛剤を飲むポイントになります。
 ただ、鎮痛剤はどれも胃を荒らす副作用があります。胃に疾患をもつ人は医師に相談してください。また、気管支ぜんそくの人は、鎮痛剤でぜんそくを起こすことがありますので十分な注意が必要です。また、処方薬のエルゴタミン製剤は、片頭痛に効果がありますが、この薬も鎮痛剤と同じタイミングか、または発作が始まってすぐに飲まないと効果があまりありません。

 発作が軽度で、回数も少ない人は、飲み方にさえ注意すれば市販の鎮痛剤だけで対応できます。ただし、今まで効いていた薬が効かなくなったときには、鎮痛剤の慣れが考えられますので、むやみに服用し続けないで、他の薬に変えてみるという方法があります。その場合は医師に相談しましょう。