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白内障の治療

 白内障の手術が必要なるのは、水晶体がしっかり白く濁ってしまった段階です。まだ、そこまで至らない進行中の段階は、薬を服用しながら経過を観察していきます。しかし、現在のところ薬では濁りをけしてもとどおりにすることはできません。薬物治療の目的は、あくまでも症状の進行を遅らせるということになります。

 現在、日本で使われている薬には、点眼薬と内服薬の2種類があります。もっともポピュラーのものは「ピレノキシン」という点眼薬で、これは長期間使用しても副作用の心配はありません。


白内障の手術

 手術は患者の年齢や生活環境、職業的な必要性などから決められます。進行が進み、薬でも遅らせることが出来なくなると手術が必要になります。現在では、治療方も進歩しており痛みもなく短時間で済みますので、安心して受けることができます。

 白内障の手術ではまず濁った水晶体を取り除き、ほとんどの場合、眼球内に人口のレンズを挿入する方法をとります。

その場合、人口のレンズは水晶体と異なり、対象物によって厚みを変えることができませんので、どの距離をはっきり見たいかを決めて、挿入レンズを決めます。

 また、人口レンズが挿入される位置は本来の水晶体と少しずれるので、ものがやや大きめにみえるようになります。手術後3ヶ月ほどして、視力が回復し、安定してきたらレンズの焦点以外のところを見るための眼鏡を作ります。