疲れ目の裏にも重大な目の病気が潜んでいることもあります。目の健康維持には早期の診察を!



 



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眼精疲労とは

 眼精疲労とは、目に疲れがたまることで、頭痛、くびや肩のこり、微熱など全身にさまざまな症状を引き起こすものです。目を疲れさせる原因はさまざまですが、症状には次のようなものがあります。

調節機能の低下・・・目の筋肉疲労が原因で、焦点を合わせるのに必要な調節機能が低下するためにおこる疲労です。ものを見ようとしても、ぼやけたりかすんだりします。

筋肉のはたらきの異常・・・眼球を動かす筋肉に疲労がたまり、眼球を正しい位置に動かすことができなくなるためにおこる疲労です。近くのものが見づらくなったり、ものがダブってみえてしまいます。

神経性の疲労・・・目を酷使しすぎて、目の筋肉だけでなく、視神経の働きが悪くなって起る疲労です。最近はパソコン利用者に眼精疲労が急増しています。これは長時間ディスプレイ上の光と色の刺激を視神経が受け続けるために起るものです。

ほかの病気の影響・・・結膜炎やものもらい、白内障、緑内障といった目の病気のため、目の組織に掛かる負担が増してあらわれる疲労です。この場合は、原因となっている病気を治療しなければ解消されません。

目の疲れをほっておくと

 目の疲れには、筋肉が疲労したときに出る「筋肉痛」のように具体的な症状がないため、特に対策を講じることもなく、そのまま放置している人がほとんどです。

 しかし、単なる疲れ目だろうと思える症状も放置すると深刻なトラブルに発展することがありますので、そのつど解消していかないと、次第に疲労感があらわれやすくなり、症状が重くなっていきます。

 こうなると頭痛、くびや肩のこり、全身の倦怠感、微熱、不眠などの「眼精疲労」と呼ばれる全身症状があらわれたり、目が極度に乾く「ドライアイ」という症状を引き起こすことになります。