こころの病気のチェック

TOPこころの病気のチェック


   自覚があり他人がみてもわかる

記憶がなくなる
自殺願望の症状
遺書を書く・自傷行為
無意識の動きや発声
気持ちが落ち込む
記憶が飛ぶ

記憶がなくなる
数日間、数週間の記憶がない。自分の名前、住所、どこにいたのかも思い出せない。

精神的につらい出来事(犯罪、災害、病気、事故などのこともある)があったあと、数時間〜数週間にかけた一定期間の行動の記録がまったくない。この間、自分の名前、住所が思い出せない、自分がどこで育ち、どんな生活をしていたのかも思い出せないことも。しかし、タクシーに乗ったり、切符を買って電車に乗ったりするなどの行動は普通にできる。また、突然、家庭や職場からいなくなり、その間別の人として生活し、家族から捜索願が出ることもある。元の自分の記憶を取り戻したときには、その間の生活をすべて忘れている。


【関連する病気 解離性障害 PTSD うつ病 統合失調症 アルコール症

自殺願望の症状
大切なものを人にあげる。誰も知らないところに逃げたくなる。
大切にしていた物を人にあげたり、それまでの自分の生活史が記録されたもの、たとえばアルバムを捨てたり、燃やしたりする。すべてにおいて「どうでもいい」と投げやりで、酒を浴びるように飲む、突然、全財産を株やギャンブルに注ぎ込む、大ゲンカをするなど、無謀な行為にでる。また、家庭や職場から失踪してしまう、詳細な自殺の計画を立てるなど。

【関連する病気】 うつ病 躁うつ病 PTSD 統合失調症 アルコール症 摂食障害 人格障害 薬物依存症

遺書を書く・自傷行為
遺書を書いたり、手首を切るなどの自傷行為をする。
これまでに自分が考えたこと、自分が亡くなったあとの家族や友人へのメッセージや財産分与などを文章にまとめた遺書を書き、机の引き出しに隠す。「死んだら楽になれる」「死んだほうがましだ」と考え、手首を切る。睡眠薬を大量に飲むなどの行動に出る。これらの兆候は、突然に起こったように見えても、そこに至るまでの長い道のりがあることが普通で、心の病気にかかっている、深刻な悩みがあるなど、特定の背景や伏線を持っていることが多い。

【関連する病気】 うつ病 躁うつ病 PTSD 統合失調症 アルコール症 摂食障害 人格障害 薬物依存症

無意識の動きや発声
自分では動かすつもりがないのに、顔の筋肉や肩が動いたり、奇声を発する。
自分では意識したつもりはないのに、顔の筋肉が動き、ひきつったりする。肩や首をすくめる、舌打ちをする、手足を動かすなどの症状が突然現われる。また、妙な声が出たり、鼻をヒクヒクさせる、動物のようにうなるなどの不自然な動きが現われる。これらの症状のどれか一つに限って現われたり、また、いくつかの症状が一緒に現われる場合もある。ひとりのときより人前で緊張したときに出ることが多く、止めようとするとよけいにひどくなることもある。幼児から小学生ぐらいの子どもに多い。

【関連する病気】 チック症 統合失調症 てんかん

気持ちが落ち込む
気持ちが落ち込み、気持ちが晴れない。何をするのも嫌になる。
仕事や日常生活で失敗や嫌な出来事があり、憂鬱なムードになることはよくあること。ところが、それが長引く、あるいは特別な理由もないのに、憂鬱で気分が重苦しく、不安感やイライラが続いている。朝起きられない、外出できない。人と話すのがつらい、食事も取れない。家事をするきもおきないなど行動面にも変化が現れてきた。また引越し、転勤などの環境の変化のあとや、長年患った病気がよくなったなどのあとに、憂鬱な状態が続いている。

【関連する病気】 うつ病 躁うつ病 統合失調症 PTSD アルコール症

記憶が飛ぶ
ある一定期間の記憶がなくなったり、まったく思い出せないこともある。
度忘れは誰にでも普通に起こることなのだが、最近、待ち合わせ時間や場所が急に思い出せなくなる、電車を乗り過ごすなど、度忘れが激しくなったような気がする。そのために家族や友人、会社の同僚、上司などから文句を言われたことがある。また大勢の人と自分が写っている写真を見ても、自分が探し出せないことがある。身近にある物の名前が出てこないこともある。特定の出来事を境に、それまでの一定期間に記憶がとんでいたり、またはまったく思いだせない(逆行性健忘)。自分に関する一切のことを忘れてしまった(生活史健忘)

【関連する病気】 うつ病 躁うつ病 統合失調症 PTSD 統合失調症 アルコール症 薬物依存症