こころの変調は「自分の力でなんとかしなければ」と思いがちですが、なるべく早く医療機関に相談することが必要です。かかりつけのクリニックや病院があれば、まずそこで相談するのがよいでしょう。うつ病が疑われると判断すれば、精神科医を紹介するなど、適切な対処をしてくれるでしょう。もし、いったいどこにと迷ったら次の専門機関に相談してみましょう。
 精神保健福祉センター
各都道府県に最低一箇所は設置されているこころの健康の向上と精神障害者の福祉の増進を図るための専門機関。精神科医師、精神科ソーシャルワーカー、臨床心理技術者、保健師などの職員が協力して仕事をしています。
大学病院・総合病院の精神科、診療内科
多くの診療科目がそろっていて検査設備も充実しているが「待ち時間が長い」、「診療時間が不十分」、「患者数が多く予約を入れにくい」などのデメリットもある
精神科クリニック
個人医が開業している医院や診療所。時間をかけてじっくり話しを聞いてもらえるため、きめ細かな治療が期待できる。完全予約制をとっているところでは、他の人とはちあわせすることが少なくプライバシーを保てる。健康保険が適用されないこともあるので注意。
メンタルクリニック、心の相談室
精神科医ではなく臨床心理士による治療なので薬物療法などは行われない。健康保険が適用されないこともあるので注意。 |
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