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糖尿病について

   看護婦さん
低血糖に注意
 
 薬を用いていると、血糖値が下がりすぎる「低血糖」が起こることがあります。薬物療法は血糖値をさげるために行いますが、必要以上に下がってしまうのもよくありません。

 低血糖になるとまず自律神経症状(手や指のふるえ、冷や汗、動悸など)が現れてきます。その後、中枢神経症状として眠気や頭痛、脱力感など)が現れてきます。重症になると命にかかわることがありますので、低血糖の症状があらわれたらすぐに適切な処置をするようにします。


 低血糖は、薬が効きすぎたり、薬を飲むタイミングを誤ったときなどに起こりやすくなります。

 例えば、食事を抜いてしまったのに薬を飲んだときや、食事してからかなり時間がたって、すでに血糖値が下がったのに薬を飲んでしまったときなどです。また、激しい運動をしたときや、お酒を飲んだ時などには、薬を飲まなくても低血糖を起こすことがあるので注意が必要です。


 低血糖かなと感じたら、すみやかに糖分を補給することが大切です。日頃からスティック・シュガーなどを携行して、いつでも摂取できるようにしておきましょう。糖分を補給したら、できるだけ安静にします。それでも症状が15分以上続くときは病院にいくようにします。