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糖尿病について

   看護婦さん
子どもの糖尿病
 
 子どもが糖尿病を発症しやすい時期には5〜6歳頃と思春期の2つのピークがあります。

 子どもの糖尿病に対する食事療法では、成長に必要な栄養をきちんととることが、まず優先されます。血糖コントロールのために食事制限を厳しくしてしまうと、成長に必要な栄養を摂取できず、発育に支障をきたしてしまうからです。ここが成人の糖尿病治療と違うところです。


 食事では、年齢に応じた必要な栄養素をしっかりとるようにします。それで血糖値が高くなりすぎる場合には、インスリン療法を行って血糖をコントロールします。肥満児の場合は、肥満を解消していくことも大切です。


子どもの糖尿病のタイプ

1型(インスリン依存型)
 多くは「かぜ」のような症状に始まり、急速に進行して「のどの渇き、水を多量に飲む、尿が多い」といった糖尿病特有の症状があらわれるようになります。

2型(インスリン非依存型)
 肥満児に多い。「清涼飲料水多飲型症候群」と呼ばれるような、糖分の極端なとりすぎによる急性糖尿病のようなタイプも多い。