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糖尿病について

   看護婦さん
糖尿病の効果的な運動のポイント
 
運動の種類
 糖尿病には、ウォーキングやジョギング、ラジオ体操、ストレッチ運動、水泳、水中ウォーキング、ジャズダンス、フラダンス、自転車などのように、呼吸をしながら行う「有酸素運動」が効果的です。反対に、短距離走などのように息を止めて行う無酸素運動はふさわしくありません。

 運動は心拍数が上がりすぎない程度が目安です。たとえば、ウォーキングなら、少し早足で歩く程度でも十分効果があります。有酸素運動では、血液中のブドウ糖や脂肪が活動エネルギーとして消費されやすくなります。


開始時間は食事1時間後
 運動は食事1時間後くらい経過してから運動を行うと、ブドウ糖をエネルギーとして消費し、食事で上がった血糖値を下げることができます。

 とくにインスリン療法を受けている人は。必ず食後に運動をするようにします。食前の空腹時に運動をすると低血糖を起こすことがあるので注意が必要です。



1日合計30〜60分が目安
 運動量は食事療法で指示される1日のエネルギーの10〜20%を消費する運動量が目安になります。時間にすると1日30〜60分くらいの運動を週に3〜4日以上を目標にします。1回の運動でもその効果は2〜3日続くといわれています。

忙しい人は1回5〜10分に分け、1日の合計で30分以上できるようにしましょう。週5日、または毎日できればさらに効果的です。


体調が悪いときは無理しない
 血糖コントロールが良好ではなく。空腹時の血糖値が250/dlを超えるようなときは、運動によってさらに血糖値が上がることもあるので運動を控えます。また、血圧が高いときや、ひざの痛み、疲労があるときなど、体調不良のときには無理をしないようにしましょう。