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 看護婦さん

病気が原因のなむくみ

 
むくみからこんな病気も
 むくみは医学的には「浮腫(ふしゅ)」と呼ばれます。むくみは細胞と細胞のあいだのすきまに、水分が異常にたまった状態をいいます。

 水分は体の全身を巡っていますので、体内の水分量の調節には、いろいろな臓器がかかわっています。むくみはいろいろな病気のサインとしても現れますが、なかでも気をつけたいのは腎臓や心臓、肝臓の病気です。

 これらの病気があり、むくみが現れる場合は病気がかなり進行している可能性があります。




腎臓の病気

 水分の循環にはナトリウムやカリウムといったミネラルが大きな役割をはたしています。腎臓にはこのナトリウムの量を調節する働きがありますが、腎臓病になるとこの働きが低下して体内のナトリウムが多くなります。

 ナトリウムが多くなると、血液の量が増えるためむくみが起こります。
また、腎臓が血液をろかする機能が低下してもむくみます。



心臓の病気

 心臓の機能が著しく低下すると、十分な圧力で血液を送り出すことができなくなり、血液の流れが滞ります。血管の中に血液が異常にたまってくると、血液中の水分が血管からにじみでてしまいむくみを引き起こすことになります。

 心臓病では通常、むくみより先に、動悸、息切れ、胸の痛みなどの症状がでます。しかし、心臓弁膜症や心不全などの場合には、特に症状がなく、むくみで異常に気づく場合もあります。



肝臓の病気

 肝臓は、体内で必要とする物質をつくったり、それをたくわえる臓器です。その機能が低下するとむくみがおこることがあります。

 むくみに関係の深いタンパク(アルブミン)は肝臓でつくられています。そのため肝臓の機能が低下するとアルブミンが作られなくなります。血液中のアルブミンが少なくなると、血管内に水分が回収されずにたまったままになってしまい、むくんできます。

 また、肝臓の機能がかなり低下すると、腸と肝臓を結んでいる血管の流れが滞り、おなかのあたりが特にむくんだ感じになります。



妊娠中毒症

 妊娠中は大きくなった子宮が血管を圧迫して血行をさまたげるため、むくみやすくなりますが、通常は横になって休んでいれば、むくみは自然と解消されます。

 しかし、むくみが何日も続く場合は「妊娠中毒症」の可能性があります。妊娠中毒症は、妊娠による負担が全身の血管や腎臓にかかり、血圧が高くなり、たんぱく尿がでたり、むくみが現れる病気です。

 高血圧やたんぱく尿、腎臓の機能低下のはじめは自覚症状がありませんので、むくみがそのサインとなります。



リンパ浮腫

 体の中には、血管以外にもリンパ液が流れるリンパ管が網の目のように張り巡らされています。リンパ液は、毛細血管からしみ出た血液成分や、不要物などを集めて流れており、最終的には静脈に合流します。

 リンパ管には途中に「リンパ節」があり、リンパ液をろかしたり、リンパ球を作ったりしています。


 がんなどの手術で、リンパ管やリンパ節を切除してしまうと、リンパ液の通り道がなくなり、行き場のなくなったリンパ液が組織内にたまります。リンパ液に含まれるたんぱくには水分を引き込む力があるため、その部分にどんどん水がたまってむくみとなります。



薬剤性浮腫

 薬を長いあいだ飲んでいると、薬によってむくむことがあります。副作用としてむくみがあらわれやすい薬にはいろいろな種類があります。むくみの副作用がでやすい成分は市販薬にも含まれていることがあります。

 薬が原因の場合には、その薬をやめさえすれば、むくみは解消します。薬を飲んでいて、むくみが出た場合はすぐに医師に相談しましょう。



突発性浮腫

 特に原因が見当たらないしつこいくむみを「突発性浮腫」と呼んでいます。突発性浮腫は太りぎみの中年女性に多くみられ、やや神経質なタイプの人に多いという特徴があります。

 むくみ以外にも、冷えやほてり、めまいなどがあることも多くあります。これは利尿薬を飲むことですぐにむくみは解消されます。

 利尿薬はよく効くので、たくさん飲んでしまうこともあります。利尿薬を飲み過ぎると。副作用が起こったり、服用しないときにかえってひどくむくんだりしますので注意が必要です。