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家庭での接し方

 
スケジュールを立て、行動しやすくする
 自閉症の子どもは時間についてもこだわりがあります。これからどれくらいの時間、何をするのか、そのあとはどこに行ってなにをどれくらいやるのか・・・。そういったスケジュールが決まっていないと安心できません。

 たとえば、朝起きたら歯をみがいて、顔をあらい、食卓について朝食をとる、といった流れがよくのみこめません。また、洗顔や朝食には、それぞれどのくらいの時間をかければよいのかも理解しにくく、スムーズに行動に移すことができません。

 そこで、子どもの理解をうながすためには、1日のスケジュールを作成して、決まった場所に貼っておくとようにします。ことばがわからなければ絵をつかい、時間をしめす数字がわからなければ時計に絵で示します。

 このように、いったんスケジュールが決められ、それにそって行動出来ると、混乱せずに1日を過ごすことができるようになります。

 しかし、スケジュールに変更があったときは、前もって子どもに伝えておく必要があります。直前になって知らせると、子どもにも心の準備ができていないため、パニックにおちいるおそれがあります。
 



名前を呼ばれたら振り向くことを教える  部屋や場所ごとの役割を決める 
出来たらほめてあげる  スケジュールを立て、行動しやすくする 
問題行動はやめるまで無視する  方法や手順を段階に分けて教える 
絵カードやシールを使う