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家庭での接し方

 
絵カードやシールを使う
 自閉症の子どもは、音は取り込みにくいのですが、視覚的には敏感です。そこで、子どもになにか話しかけるときは、声で話しかけるのではなく、絵や写真、シールなどを用いると効果的です。

 たとえば、「ぼうしを持ってきなさい」という代わりに、ぼうしの絵が描かれたカードを見せます。声をかけても気がつかなかった子どもが、絵カードを見せるとすぐに理解して反応することはよくあります。

 おもちゃなどを片付けさせる場合にも、どこに人形をおき、どこに積み木をしまうのかを、ひと目でわかるように、置くべきところに絵やシールを貼っておきます。そうすれば子どもが迷わずにすみます。

 こうした意思表示の仕方を覚えることで、子どもにコミュニケーションをはかろうとする気持ちが芽生えてくることもあります。
 



名前を呼ばれたら振り向くことを教える  部屋や場所ごとの役割を決める 
出来たらほめてあげる  スケジュールを立て、行動しやすくする 
問題行動はやめるまで無視する  方法や手順を段階に分けて教える 
絵カードやシールを使う