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家庭での接し方

 
問題行動はやめるまで無視する
 問題行動がなかなかおさまらないときは、注意したり、叱ったりするのではなく、無視するようにします。たとえば、自閉症の子どもによくある「つば吐き」という行動があります。あたりかまわずつばを吐き散らすものです。

 つば吐きをする原因は、親の関心を引くためとか、勉強や作業をしたくないとき、やることが退屈なときなど、いろいろな理由がありますが、特に親の関心を引くということが多いようです。

 その場合、「やめなさい」とか「ダメ」とか言うと、「おかあさんがかまってくれた」と思って、ますますその行為を続けます。

 こうした行為を減らすには、子どもが飽きてやめるまで、見てみぬふりをし、やめたらほめるようにすることです。このとき大切なのは、つば吐きをやめることがよいことだとわかるタイミングでほめるようにします。
 



名前を呼ばれたら振り向くことを教える  部屋や場所ごとの役割を決める 
出来たらほめてあげる  スケジュールを立て、行動しやすくする 
問題行動はやめるまで無視する  方法や手順を段階に分けて教える 
絵カードやシールを使う