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イボ痔・きれ痔の治療

痔の最新治療―可能な限り切らずに治す (よくわかる最新医学)
 イボ痔・きれ痔の治療・解消

女性に多いきれ痔

 
 きれ痔は文字通り、肛門が裂けたり、切れたりしてできる痔です。いきんで硬い便を出したら、肛門の出口が「ぴっ」と切れて鋭い痛みがあり、お尻をふいたら紙に血がついていた。というのが典型的なきれ痔の症状です。

 若い女性に多くみられる痔ですが、その最も多い原因は便秘です。朝忙しくて排便の時間がとれない、外出先でトイレを使用しにくいなどの理由からトイレをがまんしたり、ダイエットで食べる量が減って排泄量も減少するなど、女性にとっては便秘になりやすい条件がそろっているということでしょう。

 また、若い人ほど肛門に張りがあるため、硬い便が通ると「ぴっ」と避けやすいといこともあります。

 ただ切れただけの症状ですと、たいていは自然に治っていきます。ところが、排便のたびに硬い便が出る人は傷口が治るヒマがないので、きれ痔は慢性化していきますので、とくに気をつけなければなりません。

 きれ痔の兆候があったら1〜2週間様子をみて、改善しないようなら病院で診てもらい、治療にきちんと取り組むことが大切です。
 


 裂肛(きれ痔)の症状
 女性に多い裂肛(きれ痔)
 裂肛(きれ痔)が慢性化すると
 裂肛(きれ痔)の治療