TOP 

イボ痔・きれ痔の治療

痔の最新治療―可能な限り切らずに治す (よくわかる最新医学)
 イボ痔・きれ痔の治療・解消

便秘薬の使い方

 
 薬局などで買える便秘薬は、飲むタイプと座薬タイプなどさまざまなものがありますが、成分的には大きく分けて2種類あります。

 一つは「腸を刺激して出すタイプ」、もう一つは「便をやわらかくして出すタイプ」があります。つまり腸に効かせるタイプと便そのものに効かせるタイプになります。

 便秘のときに医師が処方するのは、「便をやわらかくして出すタイプ」のものですので、薬局で便秘薬を求めるときには「塩類下剤」や「膨張性下剤」などの便をやわらかくして出すタイプから初めるのがいいでしょう。

 しかし、便秘薬だけで、がんこな便秘がすぐさま解消できるとは限りません。まず、ある程度の期間、穏やかな効き目の便秘薬を辛抱して使ってみます。

 そして同時進行で、食事内容をはじめとする生活習慣の改善に努めます。こうすることで、多少時間はかかりますが便秘の解消が望めます。


 そして、気持ちよく排便できる状態が1〜2週間持続できたら。薬の量を減らして様子を見ます。便秘解消に早道はありません。地道に辛抱強く向き合うことが必要です。