貧血の症状、原因、治療についてわかりやすく解説しています。

 
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お医者さん

鉄が不足して起こる貧血(鉄欠乏性貧血)

 
鉄欠乏性貧血とは
 鉄欠乏性貧血は、体内の鉄が不足するために起こる貧血です。鉄は赤血球の中心となる成分ですが、鉄が不足してくるとヘモグロビンがうまくつくれなくなり、赤血球の中のヘモグロビンの量が減ってくるために貧血が起こります。


鉄欠乏性貧血の原因
月経、妊娠、分娩、授乳
 月経や分娩は、体外への出血によって、そして妊娠中は胎児の発達に鉄をとられるために鉄が不足してきます。また、母乳にも鉄が含まれるために、授乳中の女性は鉄不足になりがちになります。

出血
 痔やその他の病気が原因で、少量の出血が長く続いている場合は鉄欠乏性貧血が起こりやすくなります。

鉄の足りない食事
 鉄分はレバー、あさり、納豆等に多く含まれますが、生野菜だけのダイエットや、偏ったものばかりとることは鉄欠乏性貧血の原因になります。

胃腸での吸収不足
 食事でとった鉄は、胃や腸で吸収されますが、ここの粘膜に異常があると吸収がうまくいかず、鉄の吸収が妨げられて、鉄不足になりがちです。


鉄欠乏性貧血の症状
顔色が悪い
 貧血は、血液の中の赤血球(ヘモグロビン)が少なくなる病気です。血液を赤くしている色素であるヘモグロビンが減っていくので、貧血がすすむと皮膚や粘膜の赤みがなくなり、黄色っぽいくすんだ色になります。また、目の粘膜(まぶたの裏の粘膜)も赤みがなくなり、白っぽくなります。

爪がおかしくなる
 爪の色は、正常であればピンク系の色をしていますが、白く見えるようになると貧血の疑いがあります。

 また縦にすじが入ったり、爪が弱くなって割れたり、表面がはがれたり、みぞができて爪の表面がデコボコになったりします。さらにひどい貧血が続くと、爪が凹になってスプーンのように反り返ってくることがあります。

息切れ、動悸がする
 酸素や二酸化炭素は、赤血球のヘモグロビンと結びついて体じゅうを循環していますが、貧血はそのヘモグロビンや赤血球が足りなくなることですから、酸素や二酸化炭素がうまく運べなくなります。

 貧血になると、正常なときであれば、なんでもなく上り下りできる坂道や階段でも、どきどきと動悸がします。これは、呼吸をはげしくして、足りない酸素を体のなかに取り入れようとするために起こります。

めまいや頭痛がする
 脳は、体のなかでも最も酸素を必要とするところです。そのため、貧血によって酸素不足になると、脳のエネルギーが切れて、それがめまいや頭痛の原因となります。

全身がだるい、疲れがとれない
 筋肉は血液が運んできた酸素や栄養分をエネルギーにして働きます。その筋肉が酸欠状態になると、全身がだるく、疲れがなかなかとれないといった症状が起こります。


鉄欠乏性貧血の治療
 貧血の治療は鉄剤がよく知られています。特に軽い鉄欠乏性貧血の場合は、足りない鉄を補充するために鉄剤を使用することで改善されます。

 1日に1回、1〜2錠の使用で十分な徐放鉄剤(鉄剤が少しずつ吸収されてい薬)が広く使われています。これを食生活にも気を配りながら、医師の指示にしたがって使用していきます。