貧血の症状、原因、治療についてわかりやすく解説しています。

 
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お医者さん

血液の知識

 
血液は骨髄でつくられる
 人間の全身をめぐる血液の量は、体重の13分の1ぐらいとされています。体重50kgの人で、約4リットルほどになります。

 私たちの細胞は、酸素や栄養分を含んだ大量の血液が絶えず体じゅうを回ることによって生きています。この大切な生命維持装置である血液をつくっているのが、骨の中心部にある骨髄です。ここで常に新しい血液をつくっています。このため骨髄は造血器とも呼ばれます。


赤血球の寿命は120日
 血液の中にある赤血球は全身を循環して、120日程たつと脾臓(ひぞう)で破壊されます。正常な人で、毎日およそ赤血球全体の0.8%が死滅しているといわれています。ということは、血液中の赤血球の数を一定にたもとうとするためには、その分を補給する必要があります。

 赤血球をつくりだすのは骨髄ですが、骨髄は私たちが眠っている間に、活発に働いて生産しています。

 そのために寝不足が続くと、体は古い血を使いまわすようになって、血液は疲れてきます。

 その結果、例えば、睡眠不足が続いたりしていると、目の下にクマができることがあります。クマは目の下が黒ずんでみえる状態ですが、これは、新しい血液がつくられないために、酸素が不足した古い血が目の下の薄い皮膚から血管がすけてみえているためです。


鉄はリサイクルされている
 寿命がきた赤血球は死滅しますが、ヘモグロビンの中の鉄は肝臓や脾臓で処理をされてリサイクルされる仕組みになっています。

 また、鉄は血液のほかに肝臓などにも貯蔵されています。そして体内に鉄が不足すると、まずこの貯蔵されている鉄が消費されて、それでも足りない時に血液中の鉄が減っていきます。

 つまり、鉄が不足しても、貯蔵分があるうちは、すぐに症状は現れません。貧血状態になってもすぐに気づかない人が多いのは、こういった理由からです。