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「がまん尿」で膀胱を大きくする

 
 膀胱が大きくなれば、夜尿症は治ります。容器が大きなると、おしっこが普通より多くつくられても、あふれる心配はないからです。

 そういったことから、1回の尿量が少ない子どもは、がまん尿の訓練をする必要があります。これは家庭でできる重要な夜尿症対策のひとつです。

 
例えば、なかなかがまんできない低学年の子どもに対しては、「おしっこをしたくなったら、うんちをガマンするときのことを思い出して、同じように肛門を強く閉じるように力をいれてみて」と声をかけてください。そうすると、尿道の緊張を持続させることができ、尿のもれを防ぐことができます。

 このような訓練を日々続けることで膀胱の機能は向上します。親子でがまん尿の時間を設定して頑張らせるのも効果的です。

 その記録がどんどん伸びていけば、膀胱も大きくなりますし、本人の意欲も増して、自分から夜尿症を治そうとする意思も強くなっていきます。