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おむつに頼ると治りが遅くなる

 
 学童期になっても紙おむつを付けて寝ている子どもはたくさんいますが、紙おむつをつけている子どもはおねしょの改善にかかる時間が長くなる傾向にあります。

 これはおむつをいつまでもつけていると、たとえ失敗してもふとんを汚すわけでもなく、親も困らないため、本人にしても一生懸命治そうとする気持ちが薄れてしまうためです。

 おむつははずすほうがいいことは知っていても、おむつをはずすことでの寝具の後始末の大変さを考えると、おねしょが治るのが少しおそくなったとしても、ふとんを汚されるよりはおむつをしていたほうがいいという考えの親が多いからだといえます。

 おねしょの改善にはおむつをできるだけはずすようにして、家庭で努力をしていくことが克服の近道なのです。親子でおむつに頼っていては、治そうという意欲がでないようになり、いつまでも気楽におむつの中に排尿するという習慣がついてしまいます。