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夜尿症のしつけの3原則

 
 夜尿症のしつけは「起こさず」、「あせらず」、「叱らず」の3つが基本です。併せて、「規則正しい生活」、「水分、塩分の制限」、「がまん尿」をすることが夜尿症対策の基本になります。


「夜、起こさない」
 おねしょが夜尿症と呼ばれる年齢になっても、子どもを夜起こして排尿させているお母さんが多くいますが、これは何のメリットもありません。

 夜起こさずに熟睡させることで、おしっこの量を抑える働きのある抗利尿ホルモンがより多く分泌されるからです。



「あせらない」
 治る様子もなく、めども立たない状態では、内心あせるのは当然です。しかし、あせったからといって早く治るということはありません。

 また、親があせれば、いわなくてもいいことを子どもにいうことが多くなり、子どもの心を傷つけて、治るのが遅くなることもあります。


「叱らない」
 毎日おもらしがあるたびに叱られていると、寝る前に「またあしたの朝叱られる」とドキドキしながら寝ることになります。このような心理的ストレスがあると、必ず自律神経はマイナスに働くようになり夜尿の原因となります。