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夜尿症には2つのタイプがある

 
夜尿症の原因は2つのタイプに分かれます。
 夜中につくられる尿が多いために膀胱からあふれ出てしまうタイプを「多尿型夜尿症と呼びます。

 もう一つは夜中の尿の量は少ないのに膀胱が大きくならないためにもらすタイプを「非多尿型夜尿症といいます。多尿型が全体の約3分の2に対して非多尿型が3分の1の割合です。


 この2つのタイプは治療の内容も薬も異なります。そのため、まずどちらのタイプであるかどうかを調べる必要があります。


普通の子どもの夜間尿量は
 通常の学童の夜間尿量は、多くても180ml〜250mlくらいです。普通の子どもは、この値以上の膀胱容量があるので、夜中じゅうトイレに起きなくても、朝までもらさずぐっすり眠ることができます。

 しかし、中には一晩で500mlもの尿をつくりだす子どももいます。これではもらすのも当然です。逆に夜中の尿が100mlしかつくられていないのに、それでももらしてしまう子どももいます。