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本人が治そうとする意識がないと治らない

 
 水分制限をしているのに、こっそり水を飲んでいる・・。これでは何もなりません。子ども自身の自覚がなければ、飲みたいと思えば隠れて飲むでしょう。

 また、失敗が重なると「どうせやってもだめなんだ」とあきらめてしまうこともあります。しかし、本人が強い意思で「治そう」と決心すれば、夜尿症は目に見えて改善します。

 夜尿症はどうして起きるのか、何をすれば治るのか、寝る前に水を飲んだらどうしていけないのか、など時間をかけて子どもと話し合うことが必要です。

 こういう話し合いを何度も持って、夜尿症についてある程度理解できるようになると、子どもはやる気を起こします。

 できるだけわかりやすく理論的に話し、正しい評価でほめ、本人のやる気を起こさせることが、夜尿症克服の近道です。

 なお、夜尿症克服には親の過干渉や、親の価値観の押しつけが、子どものストレスになってマイナスになるので、子どもとの接し方には親自身が自分を客観的に見る目が必要です。