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夜尿症(おねしょ)はいつ頃治る

 
学童期まで続くのは5〜10%
 幼児期までおねしょがあっても、学童前期になると10〜15%と学童後期になると5〜10%とおねしょをする数は減ってきますが、学童期にはいっても夜尿がある場合は「おねしょ」ではなく「夜尿症」になります。

 排尿の生理的な機能が完成するのは3〜4歳半です。少し遅れても5歳までのおねしょはまだよいのですが、6歳になっても夜のおもらしが続いていると、そのうちに治ると楽観できなくなります。


中学生まで続くのは1〜3%
 学童期になると夜尿症を治療する子どもが増えて、治療によって治っていく子どももいるため、中学生になっても夜尿症で悩む人は1〜3%まで減っていきます。

 100人のうち1人〜3人ということですから、1クラスにせいぜい1人くらいということになります。そして思春期に入ると大部分は夜尿症から別れを告げることができます。

 男女別ですと、女の子のほうが思春期がくるのが早いため、治っていくのが早くなる傾向にあります。治るピークは10〜11歳がピークになります。

 一方、思春期の到来が女の子より遅い男の子は、女の子より治っていくのが遅れ、12〜14歳がピークになります。

 なお、思春期をすぎても夜尿症が続き、そのまま成人になってしまうという人は、女性に多いことがわかっています。