帯状疱疹の治療は、できるだけ早めに皮膚科などを受診して抗ウイルス薬による治療を開始することが必要です。最初は痛みが少なかったり、発疹も少しであっても悪化することがあるからです。
帯状疱疹ウイルスの抗ウイルス薬は、ウイルスを殺す薬ではなく、ウイルスの増殖を防ぐための薬です。したがってウイルスが増えてしまった段階ではあまり効果が期待できません。「発疹が出た」「水ぶくれになった」といった初期の段階で服用することが必要です。
早期の抗ウイルス薬の服用は、治癒を早めるだけでなく、帯状疱疹後神経痛を予防する効果があると言われています。また、痛みが激しい場合や、麻痺がみられる場合には、ステロイド薬を飲むか点滴をして炎症を抑えることもあります。
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