帯状疱疹はその「痛み」も問題ですが、きちんとした治療をしないとさまざまな合併症を起こすことがあることに注意しなければなりません。合併症は帯状疱疹が発症した身体の場所によって異なります。
合併症は帯状疱疹の症状とともに消えるものもあれば、半年くらいかかるもののありますが帯状疱疹の初期の治療が正しくおこなわれればそれほど心配する必要はありません。
耳の周囲の帯状疱疹
ほお、下あご、耳から首、肩にかけてできる帯状疱疹では、難聴や顔面神経痛、味覚障害を起こすことがあります。また、皮膚の症状が治まったあとにも、めまいなどの症状が残ることもあります。
目の上や、額の帯状疱疹
目の上や、額の周りの帯状疱疹が眼神経に影響を与えると、角膜炎、網膜炎、視神経炎などを起こし、失明に至ることがあります。
腹部の帯状疱疹
片側の腹筋が麻痺して腹部がふくらんだり、便秘になったりします。まれに腸閉塞を起こすこともあります。
お尻や陰部の帯状疱疹
膀胱や直腸の働きが悪くなり、尿の出が悪くなったり、皮膚がただれるなどの症状が強くでることがあります。
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