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ダウン症の治療は早期療育で
 
 療育とは、障害を抱えながらも不自由なく暮らしていけるようにしていく教育的援助を「治療教育」と呼びます。療育とはこの治療教育を略した名称です。

 ダウン症の子どもは、出生後、比較的早い時期に診断が下されます。子どもの成長と発達を望むのであれば、親は早い時期からダウン症に対する理解を深め、子どもを支援していかなくてはなりません。そのためには、なるべく早く療育を開始することが大切です。

 ダウン症の子どもに対する早期療育では、子どもの発達に必要な働きかけが系統的に行われることが大切です。1980年代から筑波大学の早期療育プログラムをはじめ、いくつかの早期療育プログラムが開発されています。

 現在では、ダウン症の子どもは0歳からの早期療育が可能になっています。特別支援学校の早期教育相談室、親の会や民間機関など、さまざまな指導形態による療育が受けられます。