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ダウン症の子どもの療育施設
 
 障害のある子どもの発達を支援していく場のひとつに、通園施設があります。通園施設は、全国の自治体で設置、運営されています。

 現在は設置主体である都道府県や市からの委託を受けて、社会福祉法人が運営しているところも多いようです。自治体の児童相談所で手続きをして、通園施設に入園するという流れになっています。


 通園施設は0歳から就学前までの幼児を対象に、児童福祉法に定められた基準により児童指導員または保育士が療育にあたっています。

 ダウン症の子どもは、生後まもなく診断できるので、早期に療育を開始することができます。しかしダウン症の子どもは合併症などを持っていることが多いため、通園施設で療育を行なうときは健康管理も必要になります。

 療育施設では、子どもが主体的に、そして、いきいきと生活していける力を育てることを目標にしています。具体的には、生活習慣や日常生活での自立、健康な体つくり、物への興味や関心、人とのかかわりの広がり、集団生活のルール、社会性の向上などがあります。