HOME  
   
 
ダウン症とは
 
 ダウン症は正式には「ダウン症候群」と呼ばれます。ダウン症は、21番目の染色体が3本あるために起こる生まれつきの障害です。

 出生頻度は、出生1000人に約1人の割合でダウン症の赤ちゃんが生まれてきています。日本では、年間1200人ほどダウン症の赤ちゃんが生まれてきていると推定されています。

 ダウン症の子どもが生まれる確率は、おかあさんの年齢とともに増加します。おかあさんの年齢が30歳の場合は、1000人あたり約1名ですが、40歳になると約9人に増加します。

 ダウン症の子どもの特徴としては知的発達の遅れや特有の顔立ちがあります。鼻が低めで、目と目のあいだが広く、少しつり目がちで、背丈が低く、首のまわりの肉付きがよく、ぽっちゃりしていることが共通する特徴のひとつです。

 また、さまざまな合併症を持つことも多く、難聴や視覚障害などを併発していることも少なくありません。


 しかし、性格的には陽気で明るい子どもが多く、人なつっこいといわれています。また、表情豊かな子どもが圧倒的に多いのもダウン症の特徴です。

 ダウン症イコール知的障害というイメージをもつ人がいます。しかし、その程度はさまざまで、大学教育を受ける人や、芸術家として活躍している人もいます。