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染色体の共通の特徴
 
 染色体の異常によって起こる症状はさまざまです。染色体はとても多くの情報を持っているので、その一部に変化が起きただけで、いろいろな症状が現れます。

 しかし、どの染色体異状も、同じ番号の染色体であれば、その人たちには、共通したいくつかの特徴があります。

 たとえば、ダウン症の場合は、筋力が弱く、一定の姿勢を保つことが難しいこと、あごの発達が不十分なため、発音がうまくいかないことなど、共通した特徴があります。

 しかし染色体の仕組みは複雑なため、こどもによって現れる症状は異なり、同じ症状でも人によって重かったり軽かったりします。染色体異常はダウン症だけではありませんが、どの染色体異常も、多くは知的障害を伴います。